長い道のり

エコー診察は必ず土日のどちらかで予定されます。
家族と一緒にエコー診察が受けられるようにという
担当の先生のご配慮からです。
普段は淡々と厳しさもある先生ではあるけれど
相当な忙しさの中、当直や当直明け、お休みの日にも関わらず
組み込んでくださるという
そんな優しさのある先生です。


日曜日であれば、必ず旦那さんが来てくれるので
この日も一緒に、退院の話が聞けるかどうかドキドキしながら
一緒に待ちました。

エコーでは、赤ちゃんの頭と足の長さを計測して
そこからおおよその赤ちゃんの体重を推測するようです。
うちの赤ちゃんは、入院前から少し小さめだと言われていたけど
そこは相変わらずで、でも1週間くらいの遅れはありながら
ちゃんと成長してくれています。
へその緒が首に2重に巻いてはいるけど
弛めだから大丈夫だよ~とのこと。

そして…退院についてはどうなったかというと、
もじもじしていた私たち夫婦に先駆けて、
看護師さんが退院について聞いてくれたのですが、
もう少し洗浄は続けなきゃいけないし、
エコーでは何とも判断つかないよ、診察のときでないと!
とのこと…(*_*;
しかも、私は筋腫もあるし、胎盤も低めだし、
赤ちゃんも小さめだし…
ゴールまで行きたいなら、これからもちゃんと
安静にしてなきゃダメ!
(病院の管理の行き届いたところで!というニュアンスを帯びて)
と、言われました。

妊娠29週に入って、胎動もすごく元気に感じるし
何となく、もう順調にお産できてしまいそうに
勝手に思ってしまっていた私は
先生の言葉を聞いて、はっとして、
少し反省しました。

ゴールまで…
行きたいです。

経過良好

病院の食事。
思ってたよりも味付けが濃いなぁと思って
同室の子に言ってみると、
そんなでもない様子。
うちの味付けが控え目なんだと分かって
健康的な食事になってたのね、と安心してみたり。
食事は、美味しくいただけるものと
申し訳ないけど、そうでないものがあったり。
メニューは1ヶ月毎のローテーションみたいで
もう、何ヵ月も入院生活を強いられてる子は
飽き飽きしてるみたいです。
そんな、ある日のごはん。
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入院してしばらく
なかなか出血止まらないなぁと不安になりながらも
日々の生活を過ごしていると
1週経つ頃には出血が治まってきました。
良かったぁ。。。

外来では、2週間に1度の妊婦検診でしたが、
入院してからは、1週間に1度。
妊婦検診の水曜は
体重測定、尿検査、心音測定、採血
そして、先生の診察です。
心音は週に3回。
エコーは週に1回。
毎日するのは、洗浄。

ざっと、こんな生活です。

シャワーと3日に1度のお洗濯が
結構な運動に…。
完全なるひ弱生活。

特に、お腹が張ることもなく
自覚症状では、入院前と変わらない感じが続いているし
看護師さんも、先生に聞いてみないと~と言いつつ
退院できるかもね~という雰囲気を出してこられるし

このまま退院できるかどうか
期待しながら、唯一先生と顔を会わせて話ができる
次のエコーを待ちます。

ふと思い出すあれこれ

つわりで家から出られなかった時
桜を見に行きたかったなぁという私に
旦那さんが送ってくれた、川沿いの満開の桜。
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つわりでまだまだ苦しい中
迎えた誕生日。

アンジェリーナのbirthday cake☆
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お母さん特製、お庭のハーブブーケ☆
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旦那さんからのかわいらしい鉢植え☆
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旦那さんの実家近くの三姉妹ちゃんからの
ビタミンカラーのアレンジ☆
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妹特製、農園のフルーツデコレーション☆
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旦那さんの誕生日のお祝い。
妹のデコ☆
さつまいも好きな芋兄の彼に
母からも妹からも、お芋あふれるプレゼント(*´艸`*)☆
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嬉しかった思い出。
みんな
ありがとう♡

入院生活スタート

初めて県病院の産婦人科を受診した時に驚いたのは
付き添ってもらっていたお母さんが、
ここ、お母さんが通っとった時と変わってないわぁ
と言われたこと。
お母さんは、お姉ちゃんをここで出産しているのだけど
それってもう、38年ほども前のことだし!
確かに、壁も黄なびてるし、薄暗いし、天井も低い…
内診台も、什器も、年代物を感じさせる雰囲気。
(エコーの機械は新しかったけど。)

でも、病棟は違っていました。
もう数年は経っているそうですが、見るからに新しく、
木材を所々に使ってあるのと、証明も抑えたオレンジ色で
優しい雰囲気の空間になっていました。

ひと通り、病棟内の設備の説明を受けてから
部屋は北側の4人部屋の窓側に決まりました。
それぞれカーテンがピシッと閉まってるし
挨拶に戸惑ったけど、思いきってカーテン越しに声をかけると
ひとりがカーテンを開けて、にこやかに挨拶をしてくれました。
ここで漸くひと安心。
後で分かったことですが、他のふたりは、
四六時中点滴をしてなきゃいけない子で、
ベッドから離れるのも手間。。
うち、ひとりは移動は全て車椅子という不自由さ。。
みんな、大変そうだなぁと感じながら
食事の時間などに、少しずつ会話も出来るようになって
いい人たちと同じ部屋になれてほっとしました。

旦那さんは、休み時間を少し延長してくれて
手続きのあれこれを済ませ、
私が少し落ち着いた頃に、仕事へ戻りました。
今日も
ありがとうね。

切迫早産での入院

その後、1日実家で様子を見て
目で確認できるような出血も無かったし
落ち着いて翌日診察を受けると
まだ完全に止まったわけではないけど
綺麗になってきてるから、入院も出来れば避けたいだろうし
もう1日様子を見て、もう一度、
明日、受診してくださいと言われました。

入院生活のこともそれなりに覚悟していたけど
やっぱり自宅の方が自由がきくし、楽な気持ちでいられるし。
ありがたいと思って、またゆっくりした気持ちで
自宅で過ごしていたのですが
翌朝、いつもの時間に起きてみると
一昨日と同じくらいの出血が…
すると、おなかも少し痛みだしたような感覚。

半分観念したような気持ちで、再度
入院グッズの準備を整えて、病院へ向かいました。

この日は、お母さんに外せない用事があった為
旦那さんにお休みを取ってもらって、付き添ってもらいました。

内診が済むやいなや、入院決定。
入院の目的は、早産にならないよう
毎日洗浄をして感染を防ぐことと、
より安静に過ごすこと、でした。

またもや勉強不足の私。
後で調べて分かったことだけど、
早産とは、妊娠22週目~36週以前に
赤ちゃんが生まれてしまうことを言います。
それは、赤ちゃんが、お母さんのおなかの中で
外の生活に必要な内臓や皮膚など、
様々な機能が出来上がらないまま、
生まれてしまうということです。
そうなると、赤ちゃんに障害が残ったりする可能性が
高くなるのだそうです。
どんなに優秀な保育器よりも
お母さんのおなかの中に優るものはないということ。

切迫早産というのは、早産の一歩手前の状態のことで
私のような出血や、破水、
子宮頸管が週数の浅い頃から短くなってきている人、
などがそうです。



外来の外待ち合いで、旦那さんに、
病院でしっかり診ててもらった方が安心だからと、
慰められながら、手続きを待っていると
車椅子を引いた看護師さんが近寄ってきて
声を掛けられました。

まさか…と思ったのも束の間、
これに乗るのよ~
って。。
私歩けます、と伝えたものの
あかんあかん、病棟まで遠いし、
入院する人は歩いちゃあかんような人なんやから
となだめられ、診察を待つ外来患者さんの目の前を移動。
それはそれは恥ずかし気持ちでの
車椅子初体験でした。。

変化

いつも通り、妹の出勤を見送って
早々とご飯もいただき
座敷でゆっくりしていた8月6日の午前9時頃。
トイレを済ますと、何の前触れも、
痛みの自覚症状もないのに出血が…!

びっくりしてしまって
お母さんに伝え
まず病院に連絡。

看護師さんからは、
大丈夫だと思うけど、先生に確認するねと言われ、
折り返し連絡を待ちました。
その間、お母さんは、自身の整形外科診察、リハビリ
歯医者の予約を全てキャンセルして、私を優先…。
ごめんなさい。。

折り返しの連絡では、直ぐに病院にきて診察を受けてください
とのこと。

その時、27週と3日。
自分の身に何が起こっているのかわからないままだったけど
診察をうけて、先生から
今の出血は良くないなぁと言われ、
赤ちゃんの心音と、血液検査をして
そこに異常はなかったので、今日はこのまま帰宅し、
明日、一応入院の準備をしてから受診するよう指示がありました。
出血が止まらない場合は
感染して破水し、早産を避けるために、
病院での洗浄と、安静生活が必要になるということでした。

この日から、張り止めの、ウテロンという内服薬を摂ることに。
普段から薬を飲まない私。
頭痛と動機が副作用でした。

初めての胎動♡

赤ちゃん動くのわかる~?
と、病院で言われはじめてから暫くして
6月26日
実家のソファでくつろいでいたときに
もそもそもそ
と、感じたことのない感覚が
おへその左辺りに現れました!

これって、もしや。
これが胎動?

それっきり、また暫くは何も感じなかったので
直ぐには確信できなかったけど
そのあと少しずつ、もそもそと動きを感じはじめて
漸く、あーこれが胎動なんだぁと実感♡

赤ちゃんが、確かにお腹にいて
元気に動いてるのを身をもって感じて
愛おしく思えました。

やっと胎動がわかるようになったよーっと
旦那さんをはじめ、みんなに報告。

おなかを触ってもらっても、
なかなかタイミングよくは動いてくれないので
地道に隙を見ては、 おなかを触ってもらったりして。

最初に伝わったのは、妹。
おお~☆これ?今の?

旦那さんは、それから遅れること1週間くらいだったかなぁ。
おっ!
いつもの通り、短い言葉やったけど
顔はにっこり嬉しそうでした。

それからお母さんにも、病院の待ち時間の時に伝わって
私はほんのりと指命を果たせたような心地になったのでした。